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春、戻る

さてさて。





3月ももう終わりですね。
こないだ年明けたばっかなのに、もう3ヶ月経っちゃった。この感じをあと4回繰り返したら1年が終わるんですね。ひょえー。

3月前半は、なんだか全く本を読む気が起きすサボっていたyumihiko氏ですが、後半の追い上げが凄い( ・`ω・´)

今月はいまのところ9冊読みました。(おそらく10冊になるハズ。)

このペースでいけば、目標である年間100冊は余裕のよしみつさんです。

さときち先輩には、「3ヶ月で30冊って…えっ、暇なの?まさかとは思うけど暇なの?」と深刻な顔をされました。
そういうさときち先輩だって、家ではほぼ読書してるくせに、まったく☆(何故か知らないけどまんざらでもない顔)




そういうわけで、今月読んだ作品でベスト1の発表と致します。



ジャカジャカジャカジャカ…(ドラム)


パァン(シンバル)!



『春、戻る/瀬尾まいこ』です( ・`ω・´)

いやいや、瀬尾まいこにハズレなし。
この本は、ネットでは「"おにいちゃん"が一家に一台欲しい!」とか「"おにいちゃん"好き!」みたいな感想が圧倒的に多くて、そんなに"おにいちゃん"が魅力的なのか?と思って読んだわけですが、

たしかにヘンテコリンな魅力的な人だけど、yumihiko氏的には、主人公さくらのフィアンセの山田さんが素敵でした。

あ、ちなみに"おにいちゃん"はあだ名というか、なんというか。本名は小森いぶき。



結婚を控えた主人公さくら(36)のもとへ、突如現れた「自称さくらのお兄さん(24)」。
身元は謎だし、本名も頑なに教えてくれない。し、そもそも私にお兄さんいないし。…ていうか一回り年下だし!何かの詐欺か?
と不審がるさくら。果たしてお兄さんは何者なのか。

というあらすじ。

このいかにも小説!みたいな設定で始まる物語ですが、主人公のさくら同様、読んでるこちらも自然とお兄さんの存在を受け入れてきて、最後にはお兄さんはなくてはならない存在になっているわけです。

しかもちゃんと、さくらの「お兄さん」であることが証明される。ん?証明?というほど大袈裟ではないのかな?

こんなこと現実にあるか?いや、あってもおかしくないのかな?うん、もしかしたらあるかも。

みたいな気持ちに必ずさせてくれる瀬尾まいこさんの作品。

そして、やはりなによりも登場人物全員がとてもいいひとたち。個性をそれぞれちゃんと持ってて、それぞれ違った具合にいいひと。

(yumihiko氏の推しメンは、フィアンセの山田さんと、その父と母。(さくらの義理の父母)
要するに山田家。)



さくらのお兄さんです、と突然山田さんの元にも現れるわけですが、山田さんはなにも不審がる様子もなく、「さくらのお兄さん」
として、彼を受け入れます。

「なんであっさりおにいさんを受け入れたんですか?私にお兄さんいないし、そもそも年下だし、変に思わないんですか?」

と尋ねるさくらに対し

「兄弟って血の繋がりだけじゃなくて、色んな形があると思うし、さくらさんのことを本当に大切に思っているから、すんなりさくらさんのお兄さんなんだって思いました。さくらさんのことを大切にする人は、僕にとっても大切な人ですから。…よく考えたら年下のお兄さんなんて変ですけどね。」

と笑う山田さん。

にゃんにゃんだ、山田さん。イカしてるぜ☆

ちなみに、お兄さんの存在を受け入れ切れないさくらの「おにいさん」の発音は、「松井さん」の発音です。

お兄さんの存在のおかけで、さくらと山田さんの関係も変化します。気持ちの面でも。

いい作品でした。(しみじみ)










〈今日のさときち先輩〉のコーナー
他愛ない会話をしていたときのこと。
私が何か言ったら、(無意識過ぎて覚えていない)

さ「その言い方やめなよ」
y「へ?」
さ「お義母さんもその言い方するし、おばあちゃんもその言い方するよ」
y「へ?そうかな」
さ「そうだよ。ホントあの家はyumihiko製造機だわ(さぞ恐ろしそうな声色)」




そういえば、さときち先輩が結婚の挨拶に我が家に来たときの感想は
「3人とも(yumiばば、yumi母、yumihiko氏)yumihiko氏じゃねーか!」でした。

いやぁ、照れる☆









そいじゃ。