早速『重力ピエロ』読みました。
いやはや、一度読んだ本って二回目に読むときにはもうすっかり内容忘れちゃってるもんですね。
登場人物の設定とか、登場人物たちがそれ(ネタバレになってしまうので伏せておきますが)を行うまでの過程とか、結構違いました、映画と。
だけど、原作の大事なところはちゃんと映画でも抑えてて、原作があるものを映画化した作品のなかでは『重力ピエロ』かなりクオリティ高いぞ!と改めて思いました。
映画ではなかったシーンなのですが、
癌で入院中のお父さんにお見舞いに来たある人が花を置いて行きます。
その花はウイキョウ。
この花を見た春(弟)が、「この花言葉は父さんにぴったりだ」と言います。
「何だ」
と尋ねる父に
「『賞賛に値する』」
と答える春。
このやりとりは作品の終盤で出てくるんですが、お父さんの偉大さが読んでるこちらに十分伝わった上での、このタイミングでのこの花言葉。
かなりグッときます。
そして花言葉を知ってる博識な春にもグッときます。くくく。
やはり映画も小説もどっちも素晴らしい!
甲乙付け難い!から付けずにおこう!
あ、ちなみに『重力ピエロ』図書館で借りたのですが。
『重力ピエロ』ついでに、『有頂天家族
二代目の帰朝/森見登美彦』もお借りしてきました。
アニメ化もされている『有頂天家族』シリーズ。とても平たく言ってしまえば、『平成狸合戦ぽんぽこ』に愉快さと阿保さと愛しさと切なさと心強さ(途中から篠原涼子入りました)をかなり足した感じのお話。舞台はもちろん京都!
「有頂天家族は3部作らしい…」と噂されておりまして、今回お借りした『二代目の帰朝』は第2部でございます。
読む前からウハウハでございます。
ちなみに本に、世にも素敵な新聞が挟まれておりました。
〈今日のさときち先輩〉のコーナー
「世界衝撃映像!」的な番組を観ていたときのこと。
感動的な映像を観て、「うわ、鳥肌立ちました!」とテレビの中で言う芸能人。
y「芸能人ってすぐ、鳥肌立った!とか言うけど、鳥肌立ちすぎじゃない?もっとほかに言うことないのかね」
さ「僕は毎日鳥肌立ってるけどね(チラッ)…」
y「…みなまで言うな」
そういえば今日ってyumihiko氏パラダイス何日目なんだろう。はて。