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プールの話

どうも、yumihiko氏です。

 

 

 

 

 

 

私が住んでいる住宅街には、住民なら誰でも入れるプールがあります。ココだけじゃなくて、プールがある住宅街は多いみたい。大体どこのプールも5月から9月までオープンしている模様。

 

 

 

 

学校が夏休み期間の6〜8月の2ヶ月間は昼間っから連日かなり賑わっておりました。夕方になるとハイスクールスチューデントっぽい男女のキャピキャピした声が響いたりしてて、「ブルースプリングやな…」と微笑ましくなったりましたね。あ、ブルースプリングって青春のことです。

 

 

 

 

 

大人用の25メートルプールとキッズ用の浅〜いプールがあります。

 

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手前がキッズ用の浅〜いほう、奥に見えるのが大人用。2つのプールはしっかりと柵で区切られているので安心安全です。

 

 

 

 

 

 

 

5月のオープンから3ヶ月、ようやくyumihiko氏、行ってきました。

(さときち先輩とさときっちゃんは行ったことある)

 

というのも、ここのところ割と涼しい日が続いていたり天気が悪かったりと、プールに入る感じの気候じゃなくて入るタイミングを逃しっぱなしだったんですよね。

 

 

まぁ米人は、明らかにプール日和でない感じの日でも朝も早よから入ったりしてますけどね。

 

実際、少し肌寒い曇りの日に公園(プールの横にある)で遊んでいたら若い女子のグループがプール入りにやって来て「いや、今日入っちゃう?この温度で?若いから平気なの?」と思っていたら、女子たち入水と同時に「It’s cold!!!!!」と叫んでいて、「でしょうね!!!」と思いましたもんね。

 

「暑いからプールに入ろう!」というよりは「夏だからプールに入ろう!」なんでしょうね。気候とかじゃないんだ、季節が夏だからとにかく入らずにはいられないんだ、彼等は。

 

 

 

と、まぁそんなyumihiko氏の勝手な解釈もそこそこに。

 

 

 

 

そう、そのプールにね、初めて行ってきたわけ。さときっちゃんと。(徒歩2分)

 

平日の昼過ぎに行ったんですけど、だーれもいなくて小一時間貸切状態で楽しませていただきました(先ほどの写真はその時撮ったもの)。帰る少し前に一組の親子(お母さんと中学生くらいの娘さん)が来ましたけど、それだけ。

 

 

それで、いざ帰ろうとプールの扉開けようとしても、開かないわけ。ビクともしないわけ。(入る時は暗証番号入力)

 

んで周りをキョロキョロ見回したら、「PUSH TO EXIT」とかって書かれた緑のボタンがあったから、「コレか!!」と押したわけ。だけどドア、ビクともしないわけ。何回やっても。

 

というわけで、大人用プールで寛いでる親子連れのお母さんに助けを求める。

 

 

 

 

y「エクスキューズミー!」

 

母「ハーイ!」

 

y「ディスドアハウオープン!(あのドアってどうやって開けるの?と言っているつもり)」

 

母「壁にボタンがあるでしょ?それを押せば開くわよ!」

 

y「あ、あのグリーンボタンでしょ?」

 

母「グリーン?たぶんグリーンだったと思うけど…(と言いながら立ち上がり一緒にドアのとこまで来てグリーンボタン押してすんなりドアを開けてくれる)」

 

y「おぉ、センキュー…!」

 

母「このドアすんごい重いから開けるの大変よね!」

 

y「サンキュー!」

 

母「いいのよ!バーイ!」

 

y「バーイ!」

 

 

 

 

あの親子が居なかったらあのままプールから出られず、日が暮れる頃に談笑しながらやって来たブルースプリング真っ最中のハイスクールスチューデント達が変わり果てた姿となった私達親子を発見していたんだろうな…。

 

いや、待てよ、その前に仕事から帰ってきたさときち先輩が「ただいま〜あれ?さときっちゃんが居ないぞ?さときっちゃーん!さときっちゃーん!」ってそこらじゅうを探し回って、見つけてくれるか。そして、そこにyumihiko氏の姿も見つけて「あ、そういえば、yumihiko氏も居なかったか。」って、初めてそこで私の不在にも気づいてくれるか。あれ?なんでだろう、目から汗が出てきたぞ?

 

 

 

とにかく運良く、開けてもらうことが出来てよかったです。

 

 

 

 

 

 

以前、プール横の公園で遊んでいるときに、プールに来た若いお母さん(赤ちゃんとさときっちゃんと同じくらいの男の子を連れている)に

 

「あなた、ココのプール使ったことある?暗証番号入力しても開かなくて困ってて…」と話しかけられ

 

y「ノー。バットアイハブナンバー。(プール行ったことはないけど、暗証番号知ってる、と言っているつもり)」

 

母「え、ホント?ちなみに私が教えてもらったのはこの番号なんだけど…(とスマホを見せてくれる)」

 

y「ディファレントナンバー。マイナンバーイズホーム。ウェイト!!(私の番号とは違うね。家で番号確認してくるから待ってて!と言っているつもり)」

 

母「えーホントに?ホントにありがとう…!!」

 

 

さときっちゃんを小脇に抱え、自宅に走るyumihiko氏。

(この時自宅前ではちょうどどデカイゴミ収集車がゴミを回収しに来ていたわけだけど、キッズを小脇に抱えてなにやら急いでいる様子の私を見て運転手のイカツイ兄ちゃんは「俺のことは気にするな、先に行け☆」ばりの笑顔で、片手を挙げ道を譲ってくれるというちょっと心温まるエピソードもありました)

 

 

そして暗証番号とさときっちゃんを小脇に抱えプールに走るyumihiko氏。

(この時は実際のところもう全然走ってない。「疲れた…」とか言いながら歩いてる。24時間テレビのマラソンみたいなもん。ほぼ歩いてるじゃん、っていう、一体全体何に感動すればいいわけ?っていう、お涙頂戴はもうウンザリっていう、途中から完全に24時間マラソンの悪口っていう!)

 

 

 

 

 

そして

無事にドアは開いたわけなんですけど☆

 

 

母「ホントにセンキュー!あなたホントに最高よ!あなたがいなかったらどうなってたか!ホントにソーリー!ホントにセンキュー!」

 

y「オッケー!!!(この時アメリカ人が大好きな言葉「ノープロブレム!」と言えばカッコよかったな、と振り返り悔やむ)

 

 

今までさときっちゃんといると「この子の名前は?」って、さときっちゃんの名前を聞かれることしかなかったけれど(日本にいた時から)、

 

このときに初めて

「あなたの名前は?」と、私の名前を聞かれました。いやぁ、嬉しかったです。

 

 

「この子は何歳?名前は?」なんてお互いに話してる間、2歳の男の子(既に水着着用。水着どころか両腕に浮き輪、お腹にもニモの絵が描かれた浮き輪という、めちゃめちゃ浮かれているし、水にもめちゃめちゃよく浮きそうな装備)は自分のお腹を指差して「ニモ!ニモ!」と私にニモを自慢してくれました。浮かれ具合と言い、そのルックス(真っ白な肌、髪の毛は透けるような金髪、青い瞳、ムチムチの体)と言い、全部がめちゃめちゃ可愛いくてめちゃめちゃでした。 

 

 

 

 

お母さんも、若くて、(アメリカ人にしては珍しく)華奢で可愛かったです。

 

 

 

 

 

 

 

そう、そんなことがあったからね、

 

プールに入れない人を助けて、そして自分はプールから出られなくなって助けられて…次はプールで何が起こるのかな、なんて思ったりしているし、単語を駆使すれば(ピンチの時は余計に)なんとかなってしまうみたいだから、この先5年間、英語力上がらないんだろうな、なんて察してきたりしているし、なぜ私がボタンを押してもドアが開かなかったのかサッパリわからなくてトラウマなのでしばらくあのプールとは距離を置きたいな、なんて思っているところです。

 

 

 

 

 

 

 

〈今日もいいヤツさときっちゃん〉のコーナー

 

プールで遊んでいるときに、駐車場に移動図書館のトラックが停まっていたんですけど、しばらくして駐車場から去っていた時に、ちゃんとそのトラックに向かって「マイマーイ(バイバーイ)」と呟きながら短い手を一生懸命振っていて、「相変わらず、いいヤツだな」思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ところで皆さんはこの夏プール行きました?そしてちゃんと出られました?