にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ情報へ
にほんブログ村

「ジョジョ・ラビット」

どうも、yumihiko氏です。

 

 

 

満を辞して「ジョジョ・ラビット」観ました。

 

 

第二次世界大戦中、ナチス・ドイツに支配されたドイツ。

主人公のジョジョの心の拠り所は、空想上の友人アドルフ・ヒトラー

 

 

ヒトラー」とか「ナチズム」とか「ナチス」とか、よくないですよね、ホント、気持ちがね、暗くなるんですよ。だからね、ナチス系(?)の映画って観たくないんですけどね、ジョジョラビ(略して言うのに憧れてた)は風の噂で「戦争映画でありコメディ!!」と聞いたのでね、おっ、イケるんじゃね?と思って、しかもスカヨハ(これまた略して言うのに憧れてた)出てるし、間違いないんじゃね?とね、思いまして。

 

 

いや、たしかにね、間違いは無かったですよ、えぇ。

 

なんだけどね、私には全然コメディには思えなかったです。「こんなに戦争を明るく描いた作品は今まで無かった!」的な感想もあちらこちらで目にしたけど、私は全然そんな風には思えなかった。

 

作品内の音楽とか色彩とかみんなの表情とかやりとりとか、たしかにめちゃくちゃ明るいし軽やかで、生きてりゃなんでもオッケ〜〜〜ウェ〜〜〜イ、ヘイブラザ〜〜〜〜⭐︎なノリでいい感じなんだけど、そう、それ最高なんだけど、その明るさが余計にツライっていうか。

 

 

実際、前半はワザとらしいくらいにコメディのノリで進むけど、後半はその反動でズーーーーン!!!みたいな感じになる。ツライ。

 

上映前、館内のポスターに「コメディだけど、コメディじゃありません」という館長のコメントを目にしたけど、本当にその通りでした。

 

いやぁ、だからソレが狙いなのかなぁ。とことん明るくしといて突き落とす、みたいな。いや、そもそも私が過度に「明るさ」を期待し過ぎていただけなのか…?(なにやらいつにも増してひとりごちゃごちゃ言うyumihiko氏)

 

結局、コメディだろうがなかろうが戦争映画なんだから結局ツライんですよ、結局。(「結局」って言い過ぎ。関係無いけど、会話の中で「要するに」を連呼する人って、全く要すれて無いですよね。あれイラつくわ〜〜〜…あ、ホントに関係無い話でごめんなさいね⭐︎あ、ちなみに私は「要するに」の連呼こそしないものの、さときち先輩に「…で?要するに何が言いたいの?」とか「要するになんの話?オチは?え?もうオチたの?え?オチとして弱過ぎない?マジかよ…」などとしょっちゅう言われますね⭐︎)

 

 

 

 

ジョジョ少年(ローマン・グリフィン・デイビス)と母親のロージー(スカーレット・ヨハンソン)の日常は、一生見ていたいくらい最高。

 

Netflixでこの親子のスピンオフドラマ配信してくんないかな。1話20分でただひたすら2人の日々が続くやつ。「ジョジョとロージー」。いや、絶対見るでしょ。え?は?

 

2人がウィンクし合うシーンとか、お散歩するシーンとか、色々あってやさぐれるジョジョに「あなたが生きてるだけで最高よ」と抱きしめるのとか、もう最高でした。

 

あ、あとはあのシーンが最高の高の高でしたけどそれはまぁ内緒にしておきますね。

 

 

とにかくロージー、最高のお母さん!!

 

ヒトラーに洗脳される息子に「あなたはまだ10歳なんだから、政治や経済なんて考えないでいいの。木を登ったり木から落ちたりしていればいの。」って明るく言うロージー母さん。

そして、そうは言いながらも、息子の気持ちや価値観は尊重するロージー母さん。

息子にはいつでも気丈に、ユーモア満載に振る舞うロージー母さん。

いやぁ、あんなお母さんになりたい。めちゃくちゃかっこいい。

 

 

ロージー母さんの存在がデカ過ぎる。スカーレット・ヨハンソンすげぇわ。存在感。声が低めってのがいいよね。ハスキーボイスっていうのがね。

 

いやぁ、「マリッジ・ストーリー」も良かったよね、スカーレット・ヨハンソン。マリッジストーリーもストーリー自体と言うよりも、とにかく主役の2人の演技が素晴らしかった。スカヨハとアダドラ(たぶんアダム・ドライバーのこと)の言い合いシーンはもう凄かった。ホントに凄かった。圧巻。中毒性がありましたね、あのシーン。あのシーンだけ3回は観ましたもんね。いやぁ凄かった。

 

…なんかすっかり脱線して「マリッジ・ストーリー」の話で盛り上がっちゃったけど、まぁいつものことだからもう謝りません。(開き直りが一番タチが悪い)

 

 

ロージージョジョ、そしてジョジョの親友のヨーキー、この3人がめちゃくちゃ愛すべきキャラ。

ジョジョとヨーキーがハグするシーンがちょいちょいあるけど、いやぁ可愛い。非常に可愛い。2人を私の息子にしたい。(発想が、純度100%のオバサン)

 

 

ストーリー自体はそんなにグッと来なかったyumihiko氏だけど、登場人物にはそれぞれにとても愛着を持ちました。悪い人は1人も居ない。全員に親しみを持てたなぁ。

 

 

私自身が母親でなければもっとラクに楽しめた作品な気がします。母と息子にやたら感情移入してしまって「楽しむ」より、悲しくなってしまったなぁ。

 

 

 

なにはともあれ、観れてよかった。

とにかく生きてりゃいいってことです。

ありがとうございました。