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『たしかなこと/小田yumi正』

 

病み上がりの母は見ていた

今日も機嫌の悪い息子の姿

泣き声が絶えないから

小さな幸せに気づけないんだなぁ

 

日付け超えて君は目を覚ます

ほんとうにマメに目を覚ます

時計見て考えてた

君の朝は一体何時から?

 

忘れないで どんな時も 君のそばにいるから

そのために私はこの部屋で

ダサいTシャツを着ながら

ワイドショーに文句言うんだ

 

自分のこと大切にして

思いのままにおデコ引っ掻かないで

寝返りをやたらにしないで

部屋の隅に転がっていかないで

 

求められれば すぐにあげたい

たとえ乳首の傷が癒えなくても

なくした色気 探しに行こう

いや待てよ そもそも持ってなかった?

 

いちばん大切なことは

特別なことではなく

ありふれた日々の中で 君が

母のアタフタをよそに 日々成長していること

 

父にまだ 言葉にして

伝えてないことがあるんだ

それは君と出会った日から

父が二番目になったということ

 

 いちばん大切なことは 特別なことではなく

ありふれた日々の中で 君が

なんともない顔してるけど

4日ウンチしてないということ

 

忘れないで どんな時も 君のそばにいるから

そのために私は今日もまた

ダサいTシャツを着ながら

ワイドショーにのめり込むんだ!

 

 

 

 

 

 

 

さて、本日でさときっちゃん

5ヶ月となりました。

 

まるで寝返りを習得したばかりの赤ちゃんのように、来る日も来る日も寝返りばっかりしております。

 

おかげさまで

気づけば大体この後ろ姿

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(うつ伏せ。禿げ)

 

 

 

 

 

一年前の今頃はツワリで本当に辛かったな。と、初夏独特のニオイとか風とか陽射しの感じで思い出します。なんならなんとなく吐き気とかしてきます。

 

yumihikoの住む地域では、朝7時に学校のようなチャイムが鳴り響き、夕方6時に曲名のわからないなんとも絶妙に切ない音楽が流れます。

 

ツワリで寝たきりの日々のなかで、

朝7時のチャイムは「また地獄のような一日が始まってしまった…」という絶望感と共に聞き、夕方6時の音楽は「また何も出来ず一日が終わってしまった…」という自己嫌悪と虚無感と共に聞いていました。

 

実際、夕方の音楽が鳴り終えたすぐあとに帰宅したさときち先輩に「あの音楽を聞くたびに、"お前は毎日毎日寝てるだけで、ダメ人間だな"と言われてる気がする。あの音楽、もう聞きたくない」とエンエンと泣いた日もありました。

 

…そんなこんなで、一年前の今頃をしょっちゅう思い出すここ数日。たぶんこれからもしばらくは初夏のニオイがし始めたら思い出すんだろうな。もう本当にトラウマ。

 

 

そして一年経った現在、5ヶ月になった我が子。

妊娠中は、一日一日がしんどくて長くて、まだ産まれないまだ産まれない、と嘆いていたけど、産まれてしまえばもう本当にあっと言う間。

 

 

 

日々、さときっちゃんのお世話で余裕がなくて、なかなか感慨にふけることもないけれど、いまちょうど、少し前に紹介した『きみは赤ちゃん』を読んでいることもあって、妊娠中のこととか出産した日のこととか久しぶりに思い出したりしています。

 

 

さときっちゃん、無事に産まれてきてくれて、無事にすくすくと成長してくれて、そして毎日、体を張った笑いを父と母に提供してくれてありがとう。

 

 

ってわけで、5ヶ月おめ☆

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追伸、寝返りもいいけど、そろそろウンチしてね☆